May 2017  |  01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31

6月14日に林業のシゴト話(トーク)@盛岡、開催します!

 昨年につづき、今年もジョブカフェいわて(盛岡市)にご協力いただき、「林業のシゴト話(トーク)」を開催します!

 釜石地方森林組合は2015年からバークレイズグループの支援のもと「釜石大槌バークレイズ林業スクール」を運営しています。昨年度の第2期は県内各地からの12名による<通年コース>に加えて、8月と10月に4泊5日の<短期集中コース>もスタートし、東京や長野、福島などから20名近い方々が参加し、山づくりの理論やチェーンソーの使い方を学びました。

 今年5月からの第3期も<短期集中コース>の受講生を募集しています。もっと林業の仕事について知っていただき、さらに林業スクールに興味を持っていただくため、ジョブカフェいわてさんのご協力を得て、盛岡でイベントを開催することにしました。

 

 釜石地方森林組合は10年以上前から現場での作業の効率化や職員の働く環境の改善に努めてきました。東日本大震災では、役職員が犠牲になり、事務所も流出するという大変な被害を受けましたが、20〜30代の「地元の復興にかかわりたい」という思いを持った若手が加わり、2015年には本設の事務所も完成、職場にも活気が戻ってきました。

 「林業のシゴト話」では、参事の高橋が林業の仕事や当組合の取り組みについて紹介するとともに、「釜石大槌バークレイズ林業スクール」についてご紹介します。また震災後、盛岡大学卒業後に当組合に就職し第1期のスクールを受講した佐々木、さらに第2期を受講し岩手県森林組合連合会に就職した石塚さんによるトークセッションを通じて、20代の若者から見た林業のシゴトのリアルをお伝えします。

                                (佐々木の伐採作業の様子)

〜林業スクールはこんな方におすすめ〜

・進路に悩んでいる大学生、専門学校生、高校生

・林業に興味はあるけどイメージが湧かないという方

・環境にかかわる仕事をしてみたい方

・自分や家族の所有する山林の手入れをしたい方

・森林や木材について学びたい方

・釜石地方森林組合への就職に興味のある方

etc……

●釜石大槌バークレイズ林業スクールについてはコチラ

⇒ http://kamamorikumi.jp/education/curriculum.html

 

○「林業のシゴト話(トーク)」開催概要
<日時> 6月14日(水)19時〜20時半
<会場> ジョブカフェいわて(盛岡市菜園1−12−18 5階)
<参加費> 無料
<対象> 林業に興味のある方

<内容> PART1 「林業のおもしろさ 〜釜石地方森林組合の挑戦と釜石大槌バークレイズ林業スクール」

                             釜石地方森林組合参事 高橋幸男

     PART2 「林業 ここだけの話」

                             同          高橋幸男

                             同 現場グループ   佐々木康佑

                             林業スクール受講生  石塚勇太(県森林組合連合会に就職)

 

     PART3 「釜石大槌バークレイズ林業スクールのご紹介」

                             事務局/釜石地方森林組合 手塚さや香

                     
・お申し込みは、上記林業スクールサイト(釜石地方森林組合サイト内)お問い合わせフォーム、または rinngyouschool@kamamorikumi.jp
で▽氏名▽所属▽連絡先(当日連絡のつくアドレスまたは電話番号)を記入してお申し込みください。

尾崎白浜の林野火災現場の調査を実施しました

 事前にお知らせしていましたが、本日5月16日に、尾崎半島(尾崎白浜、佐須地区)の林野火災の被害状況を、岩手県と釜石市、釜石地方森林組合、釜石大槌地区消防本部とで行いました。

総勢30名を超える関係者が7グループに分かれて、被害面積を算定するために、地上から調査しました。今後、岩手県が徒歩では調査できない断崖部分などの調査を行ったうえで、被害面積や被害金額を算定し、発表するということです。

 

 各グループは、焼けている部分と焼けていない部分との境を歩き、GPSで位置を測定し周囲の写真を撮影して歩きました。

見渡すかぎり真っ黒に燃えてしまっているエリアもあれば、尾根を境に片側だけが焼けているエリアもあり、傾斜もきついことから、安全第一で作業しました。

 

 

 尾崎神社の奥の院の無事は先日お伝えしましたが、その周り一帯はかなりひどく焼けているのが確認されました。

また、モミとブナが共存しているめずらしい地域として知られていたモミの群生地周辺の被害も激しいものでした。

今回、焼けてしまった地域には人工林と天然生林が混在していますが、どちらとも被害は大きく、復旧にはかなりの時間と費用がかかることをあらためて実感しました。

 

被害面積確定のために当組合が参加する調査は当初、2日間の予定でしたが、対象地域を測り終えたため、本日で終了します。

被害面積や金額について一部、報道されていますが、まだ面積の測定も終了していない状況のため、確定には至っておりません。

 

(広報担当・手塚)

尾崎白浜の林野火災について(5月12〜14日分報告まとめ)

 釜石市尾崎半島の林野火災につきまして、ひきづつき12〜14日の報告を転載します。(発生から11日の分については http://blog.kamamorikumi.jp/?eid=149 をご覧ください)

 

<尾崎白浜の林野火災につきましてΑ。儀遑隠影夜>
本日11日14時に避難指示が解除されたことはお伝えしましたが、夕方も引き続きヘリによる放水が続いていました。
写真では分かりにくいですが、中央の山林の上のほうは焼けて色が変わっていました(11日18時現在)。
今回、被害のあった尾崎半島には、東日本大震災で被災した当組合組合員さんが所有する山林もあります。
鎮火宣言が出次第、被害状況などの調査に入る予定です。

(○で囲った部分が焼けて色が変わっている箇所)

 

<尾崎白浜の林野火災につきましてА。儀遑隠夏朝>
本日もひきつづき鎮火に向けた作業が進んでいるということです。
今朝の地元紙・岩手日報によると、林野火災のエリア内にある尾崎神社の「奥宮」、「奥の院」というふたつの空間にある建物などは無事だったとのことです。心配されていた神社のご関係者、地元の皆さんも少し安心されたのではないでしょうか。

本日は午後から当組合職員も消防本部などの現場状況確認に協力し、現場を案内する予定です。山林内の道を知る立場として、みなさんの安全作業のためにお役に立てるようにしたいと思います。

●奥の院について
http://en-trance.jp/news/kamaishishinbun/6915.html

 

<尾崎白浜の林野火災につきまして─。儀遑隠夏夜>
今日も朝からヘリによる放水が続きました。
午後からは県内各地から参集した消防職員による地上からの消火・現地確認の案内として当組合からも職員が同行しました。
何箇所からはまだ煙が上がっており、消防の方々が消火作業を行ったとのことです。

当組合組合員さん所有山林の立木が根元から上まで真っ黒に焦げてしまっている箇所もあるなど、覚悟していたとはいえ、山林には甚大な被害が発生していることが確認されました。

明日も朝から同じ作業が続く予定です。
土日は雨の予報になっています。
一刻も早い鎮圧鎮火のため、明日からもご協力してまいります。

 

<尾崎白浜の林野火災につきまして 5月13日夜>
今日も雨が降り続くなか、県内各地から参集した消防職員による地上からの消火・現地確認が行われました。
地域の山林を把握している当組合からも職員が同行し、尾崎半島突端方面などを歩きました。

明日も雨の予報です。
鎮圧鎮火が待ち遠しいです。

尾崎神社の奥宮(左)と奥の院の無事も確認できました

 

<尾崎白浜の林野火災につきまして 5月14日昼 経過と現状のご報告>
林野火災の発生から1週間がたとうとしております。
消防、自衛隊のみなさんのご尽力で、鎮圧目前というところまで消火活動は進んでおりますが、まだ数か所くすぶっているところがあるということです。
発生直後から連日現場に入っておりました当組合参事の高橋より、1週間の経過と当組合で把握している現状についてご報告いたします。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
5月8日正午前に火災発生の一報を受け、久保代表理事組合長らとともに現地に赴きました。尾崎白浜の集落に到着後、消防署員を地上から案内しましたが、急峻な地形と強風が災いし、炎の勢いと延焼スピードは予想を上回り前線では不安が拭えぬ状況でした。
かつて記録したことの無いヘリコプターからの500回を超す放水と地上消火活動により確実に鎮圧方向に向かっております。

12、13日は当組合でも残火確認のため職員を派遣協力したところです。
鎮圧を待って速急に被害状況の確認し、尾崎半島や佐須地区に山林を所有する方を対象にした「被災所有者説明会」を開催しながら、森林復旧にむけた体制づくりに全力を尽くしてまいります。

全国からご支援、ご心配のお言葉を掛けて頂きありがとうございます。被災所有者の不安を少しでも取り除けるよう努力してまいります。
昼夜懸命な消化活動をしてくださっている関係各位の皆様、本当にありがとうございます。

尾崎白浜の林野火災について(5月8〜11日分報告まとめ)

 釜石地方森林組合管内の尾崎半島で5月8日に発生した林野火災について、釜石市内外からご心配、お見舞いをいただきまして、本当にありがとうございます。
 当組合としては、延焼した山林の中には当組合組合員所有山林も含まれることから、鎮圧確認後に岩手県、釜石市と協力しながら、被害状況の確認、今後の対応を進めてまいります。
 火災の状況がだいぶ落ち着いてきたことから、8日夜からSNS(Facebook)で報告してきた内容につきまして、いったんまとめたものをこちらにも掲載致します。(原則としてFacebookに投稿したものをそのまま転載しております)

<釜石市尾崎白浜の林野火災につきまして 。儀遑呼夜>
当組合管内の釜石市の尾崎白浜の山林火災につきまして、当組合へもご心配いただくお電話やメール等をいただいております。全国からのお気遣いに感謝でいっぱいです。ありがとうございます。

市内北部にある当組合事務所は、市内南寄りの半島部にある尾崎白浜からは数十キロ離れているため直接的な影響はありませんが、避難指示が出ている尾崎白浜、佐須地域には多数の組合員さんがお住まいになっており、また今回延焼している山林の中には組合員さんの山も含まれているとみられることから、大変心を痛めており、一刻も早い鎮火を祈っております。

出火の一報を受けた直後から、組合長、参事を筆頭に職員も尾崎白浜に赴き、消防からの依頼を受けた参事が火元近くに続く山道を案内するなど、鎮火活動にご協力しております。
8日夜の時点では、火元から両側に火の手が広がっており、明日朝から自衛隊ヘリなどによる消火活動が再開される予定とのことです。

明日以降も少しでも早い鎮火、そして鎮火後は復旧作業に尽力してまいります。

(釜石市平田の鉄の歴史館付近から)             (船で火元付近に向かう消防署・消防団のみなさん)

 

 (出火状況)                        

 

<釜石市尾崎白浜の林野火災につきまして◆。儀遑稿夜>
引き続き、ご心配いただきまして、ありがとうございます。
本日も自衛隊、消防職員、消防団等による懸命の消火活動が続いていますが、鎮圧には至っていません。尾崎白浜の集落に火の手が及ばないよう、ヘリからの水圧で防火帯を作る作業が行われています。

当組合参事も早朝から市の対策本部に召集され、自衛隊などの方々が迅速に現場で作業できるよう、図面に描かれていない森林作業道を図化するなどの対応をしました。また、上空からの放水による鎮圧後、地上からの消火作業に移行した際の段取りなどについて関係者と協議しました。

尾崎白浜、佐須のみなさんが1日も早く安心して暮らせるよう、明日からも微力ながら消火活動にご協力してまいります。

 

<釜石市尾崎白浜の林野火災につきまして 5月10日昼>
ご心配いただいております尾崎白浜の火災ですが、本日朝から尾崎白浜・佐須に入っておりました当組合参事、課長によりますと、2集落に火の手が及ぶ可能性はだいぶ低くなったとみられるとのことです。
今朝は8時ごろから待望の雨が降り始めました。
半島の東部(突端方向)はヘリ、集落に近い方面は消防団の皆さんがジェットシューターで、消火作業に当たっているということです。

 

<尾崎白浜の林野火災につきましてぁ。儀10日夜>
尾崎半島の林野火災ですが、お昼にでお伝えしたところから追加の情報はありません。
夕方に尾崎白浜に入った当組合参事によると、消火活動と雨のおかげで煙も少なくなっているということです。

 

<尾崎白浜の林野火災につきましてァ
釜石市尾崎白浜の林野火災は本日11日14時に、尾崎白浜・佐須地区に出ていた避難指示が解除されました。一方で、いまだ鎮圧・鎮火には至っていないとのことで、引き続き消火活動が続いています。
この後、釜石市の野田市長が記者会見で被害の状況などについて発表するということです。

 

※写真はすべて、釜石地方森林組合職員、組合で活動する釜石市復興支援員が撮影したものです。無断転載を禁じます。

【募集】釜石地方森林組合新規職員(林業技術スタッフ)

釜石地方森林組合では、現場で間伐や森林整備作業を行う職員(正職員)を募集しています。   

林業は、体と頭を使うやりがいのある仕事です。ご応募お待ちしております!

職  種  林業技術スタッフ

職務内容  森林保全のための植林、下刈り、間伐などの森林保育作業

      木材販売のための伐倒、作業路開設等

勤務場所  釜石市・大槌町全域(原則、事務所出勤後、組合車両により現場まで移動)
募集人数  1名 (募集年齢59歳以下/定年60歳)
採用時期  平成29年6月1日より採用(勤務開始時期については応相談)
条  件  普通運転免許(AT限定の場合は勤務開始後半年以内に限定解除のこと)
待  遇  給与:月給制(初年度14万7300円〜18万7500円)※職務手当、技能職手当を含む

      賞与:あり

      扶養手当:あり

      通勤手当:あり(上限2万円) マイカー通勤可(駐車場あり)

      各種資格取得制度あり(組合負担)

      研修制度あり(同)

休  日  日・祝・隔週土

福利厚生  社会保障あり


採用試験 書類選考と面接(面接は5月23日を予定)

 

募集締切 平成29年5月19日午後5時
希望される方は、お近くのハローワークにお問い合わせの上、履歴書を森林組合事務所(下記)まで持参または 郵送してください。書類選考後、20日中に全員に電話にてご連絡します。

 

●その他

職員数  20名

現場職員平均年齢 38.9歳(平成29年4月現在) 

 

■お問合せ先
釜石地方森林組合 (担当=参事・高橋)

〒026−0302

釜石市片岸町1−1−1

電話0193・28・4244

メール kamamori07●kamamorikumi.jp (送信の際は●を@に変えてください)
 

釜石大槌バークレイズ林業スクールオープンセミナー「ぶり縄クライミングで木に登ろう!」

 世界的な金融機関バークレイズグループの支援を受け、2015年1月よりスタートした「釜石大槌バークレイズ林業スクール」。いよいよ第3期が始まります。まずは<「ぶり縄クライミング」で木に登ってみよう! 〜伐採技術への応用から、レクリエーションまで>と題したオープンセミナーを5月28日に実施します。


 これまでのセミナーとは少し趣向を変えて、座学はなしで屋外での活動のみです。
木の枝とロープでつくる「ぶり縄」を使った木登りは、古くから日本では枝打ちなどのために利用されていたと言われています。原始的ともいえる道具でするすると木に登る様子は一見の価値があります。

今回は見学だけでなく、小学生以上の子どもから大人まで体験できる企画です。広く一般、学生のみなさんのご参加をお待ちしております。


●日時   2017年5月28日(日) 午前10時〜午後3時(終了時間は前後します)
       午前10時   釜石地方森林組合集合 →活動場所へ移動
                  〜現地で昼食休憩〜
         午後3時ごろ  活動終了→釜石地方森林組合解散
    
●講師    々眦跳髻 陛堽永顕並膤惷擬)
         内田健一 (森と木の技術と文化研究所/釜石大槌バークレイズ林業スクール顧問)

 

●集合   釜石地方森林組合(釜石市片岸町1の1の1) 

 

●対象   小学生以上 (保護者が参加される場合、未就学児でも見学は可能です)

 

●定員   20名
 

●参加費    無料 (このセミナーはバークレイズグループの支援金で運営しています)


●持ち物  昼食、動きやすい服装、長靴または登山靴、雨具 (靴、雨具は各自判断して下さい)

 

●お申込  5月23日(火)までに▽氏名▽所属▽同行者人数▽緊急連絡先 ――を明記し、                          

                  rinngyouschool@kamamorikumi.jp  までお申込ください。

 

【講師プロフィール】
○高田研=都留文科大学社会学科教授
専門は環境教育学、人文地理学。持続可能性のための教育(ESD)をテーマに、住民参加型ワークショップの手法による地域づくりや各地の森林環境教育のプログラム作成に取り組んでいる。葛巻町では学生のフィールドワークで、薪割りや家畜の世話をしながら、地域住民の生活史を記録し教材化したほか、釜石でも箱崎地区の聞き取り調査を行っている。

 

○内田健一=「森と木の技術と文化研究所」代表/釜石大槌バークレイズ林業スクール顧問
森林開発公団職員、林業現場親方を経て、岐阜県立森林文化アカデミー助教授。林学の知見と現場作業経験を活かし、研究・執筆・人材育成等の活動を行っている。信州大学山岳会OBでブロードピーク登頂、ラトナチュリ初登頂。著書に「森づくりの明暗」(2006年)、「森を育てる技術」(2007年)。

 

バイオマス収益を財源に再造林促進を目指す「釜石地域森林整備基金」記者会見

 釜石地方森林組合と岩手県森林組合連合会は、釜石地方森林組合組合員(山林所有者)を対象に再造林費用を助成する「釜石地域森林整備基金」を開設しました。3月に第1回助成金交付が決定したため、釜石市長も同席のもと4月12日に記者発表を行いました。基金の財源は、県森連、釜石森組が新日鐵住金(株)釜石製鉄所内の石炭火力発電所に納入している木質バイオマス(間伐後の山林に残った枝葉や販売できない丸太)販売代金の収益の一部です。助成金によって組合員さんの再造林の経済的負担をなくすことで、地域の再造林を進め持続可能で健全な森づくりを促進していきたいとの狙いがあります。

 

○背景1 〜進まない再造林と東日本大震災

 林業の課題はたくさんありますが、昨今釜石地域で深刻なのが再造林が進まないことです。「再造林」というのは、山の木をすべて伐って(全伐、皆伐)その跡地に植林をして再び山を造っていくことを指しますが、木材価格の低迷で山林の価値が下がったことやこの地域ではシカが苗木を食べてしまう被害が多いために、伐った跡に植林をしない山林所有者さんが多くいます。さらに東日本大震災でご自宅などの資産を失い、生活資金や住宅再建資金を捻出するために皆伐しそのまま放置する方も少なくありません。管内では震災後に200ヘクタール以上が伐採されています。

 

○背景2 〜木質バイオマス供給

 一方で、当組合では釜石市、新日鐵住金釜石製鉄所とともに2006年から同製鉄所の石炭火力発電所への木質バイオマス供給実現に向けて、検討と実証実験を重ねました。「釜石市緑のシステム創造事業」として、釜石市から補助を受け高性能林業機械の導入や木質バイオマスを山から出すための作業道の開設に取組み、新規に雇用も増やしました。

(緑のシステム創造事業の補助金を活用して導入した高性能林業機械)

 5年間は目標納入数量を年間5000トンと設定し、順調に納入をしてきましたが、2011年の東日本大震災津波で当組合も役職員、事務所、データ等を失い組合存続も危ぶまれる事態になりました。他方で、震災による福島第一原発事故により再生可能エネルギーは注目を集めることとなり、同製鉄所との話し合いの結果、目標納入数量を48000トンまで引き上げることとなりました。そのため、当組合の上部団体である県森連に協力を要請し、県内他地域からも納入することになりました。

 当組合からの納入も12000トン(2016年実績)に増加したため、地域の森林整備の促進と組合員支援のために「釜石地域森林整備基金」を設置したい意向を県森連に伝え、当組合分の販売代金収益の一部を積み立てることに賛同いただきました。

 

○記者会見

 今回の助成対象となったのは管内の釜石市大槌町の8地区(所有者8名)の30.58ヘクタールです。このなかには当組合と企業の社員ボランティアや市民の皆さんと植樹をした同市箱崎町の山林も含まれます。基金の中から500万円程度を使い、再造林の費用に充てました。具体的には▽植樹の前の地拵え(皆伐した際に残った枝などを片付け、植樹の準備をすること)の費用▽苗木(スギ、ナラ、トチなど)の購入代金▽植樹の費用ーーに充当しました。

 12日の会見では、県森連の澤口良喜代表理事専務から「この取組みをきっかけに県内全域に広がり、岩手県の再造林を含む適切な森林整備につながっていけばありがたい」とコメント。当組合の久保知久代表理事組合長は「当組合管内は9割が森林。この資源を活用し地域経済が活発化するのでは、という思いをずっと持っていた。管内の森林資源を持続可能なものにするとともに低炭素社会の実現と森林の持つ公益的機能の向上に努めながら地域経済の活性化に努めていきたい」と話しました。

 また、この助成金の基盤にもなっている「緑のシステム創造事業」を進める釜石市の野田武則市長は「民間主体の先進的な取組みをしてもらった。再造林の促進になると期待している。釜石の製鉄と森林は歴史的に密接なかかわりがあり、この関係が新たな形となり木質バイオマス混燃発電につながっている。今回の基金の取組みを契機として官民連携して森林資源の有効活用と森林整備を充実させていきたい」とのコメントをいただきました。

 

 釜石地方森林組合では2017年度もこの基金を使い30ヘクタール程度の再造林を進めていきたいと考えています。

当組合の組合員さん、管内に山林を所有する方についてはぜひ「森林経営計画」を結んでいただき、この助成金を活用していただきたいと思いますので、お気軽におといわせください。

※問い合わせ先=釜石地方森林組合・高橋(0193・28・4244)

(広報担当=手塚)

 

※報道関係のみなさま向け 4月12日記者会見用配布資料の画像ダウンロード

(追記)
当日記者会見には参加されなかった社、個人で会見内容について知りたい方は音源または動画を提供いたしますので、下記のメールアドレスまでご連絡ください。
@@@@
12日記者会見にご参加の皆様
釜石地方森林組合が当日、パネルや配布資料で使った写真は下記からダウンロードしていただけます。

http://firestorage.jp/photo/3b5ede405bb90cca4b93884c26eed340be7fd825

(保存期間は3日間です)

 

・貴社媒体で掲載の際は「釜石地方森林組合提供」と記載してください。

・掲載紙は 郵便026−0302 釜石市片岸町1−1−1 釜石地方森林組合 手塚宛にお送りください。

・疑問点がありましたら 0193−28−4244(釜石地方森林組合)または tezuka_sayaka@kamaentai.org までご連絡ください。

(このページは4月15日に消去します)

 

(追加で記者会見で質問のあった情報を掲載します)

=緑のシステム創造事業の補助などで購入した高性能林業機械 (2016年7月24日釜石市箱崎町で手塚さや香撮影)

 

=緑のシステム創造事業の補助で購入した高性能林業機械フェラバンチャー(2016年2月26日、釜石市栗林町で手塚撮影)

 

=新日鐵住金(株)釜石製鉄所内で保管されている木質バイオマス(2015年8月28日、手塚撮影)

 

=釜石地方森林組合貯木場の木質バイオマス(2016年3月31日、釜石市片岸町で手塚撮影)

 

=被災した山林所有者の山林に植樹をする釜石地方森林組合職員と千代田化工株式会社の社員ボランティア/植えられたスギの苗木(釜石市箱崎町で2016年5月19日手塚撮影)

千代田化工さんに木製品納品

 東日本大震災後の2013年から定期的に当組合でも活動していただいている千代田化工さんですが、これまでにも釜石大槌産材の「スマートフォンスタンド」をたびたびご注文いただき、昨年はご購入いただいた金額の一部を釜石市内で活動する団体にご寄付いただきました。

 今回は、4月に開かれる外国人向けの展示会にお使いいただく一合枡とスマホスタンドをご注文いただき、3月中旬に納品いたしました。

枡は1面が千代田化工さんのロゴに桜の花びらが舞っているという春らしい絵柄♪です。裏面は、シンプルに当組合のロゴです。枡はヒノキが一般的ですが、当組合の枡はスギでできています。1個につき50円は被災した山林所有者(組合員)が植林をする際の苗木購入に充てております。ロゴ入れ(レーザー加工)は釜石でひきこもりの方などの支援をしているNPO法人かだっぺしにお願いしました。

 

そしてこちらがスマホスタンド。

今回は説明書が日本語バージョンと英語バージョンの2タイプです。外国のお客様にも喜んでもらえるとうれしいです。

 

こちらのスマホスタンドは、事務所にサンプルを置いていたところ、地元金融機関さんからもご注文をいただくなど、ひそかな人気商品です。ご興味のある方はぜひ実物を見にいらしてくださいね。このほかにも企業様の木製ノベルティのご注文にも対応させていただきますので、お気軽にご相談ください。

釜石地方森林組合(電話0193・28・4244)で高橋か手塚までお願いします。

 

(木製品担当:手塚)

子どもも大人も♪ 間伐見学&my箸づくりを行いました

 釜石市内全域で体験プログラムを提供するMeetup Kamaishi のひとつとして、釜石地方森林組合では「森の手入れを知ろう! 間伐現場見学&間伐材deお箸づくり」と題したプログラムを提供しました。首都圏のほか盛岡、二戸、北上など県内各地から計16人の方が参加してくれました。

 

 まず最初に、参事から「山の手入れって何?」「なぜ間伐って必要なの?」といったことをお話しました。当組合の震災後の取組みなどもご案内。

間伐の意義について知っていただいたところでいざ間伐現場へ!

今回の現場は市内箱崎町という半島部にあり、東日本大震災津波の被害から復興の只中にあります。こちらの現場では、今回の「鉄人」こと坂本和幸グループ長率いるイケメン林業男子3名と、今回の現場を所有する組合員(山林所有者)の植田さんがお出迎え。

(右から、鉄人の坂本グループ長、久保、黒澤)

坂本から間伐の一連の作業や林業機械についてご説明した後、組合最年少の黒澤がチェーンソーで木(スギ)を倒し、久保が集材(伐った丸太を集めること)し、坂本が造材(丸太を決まった長さに切ること)という作業をお見せしました。

一連の作業を見てもらった後で、子どもさんと希望者は、坂本グループ長と一緒に林業機械に乗り操作を体験しました。

(上手に切れたかな♪)

参加者のみなさんは「機械や木の倒れる音がすごかった!」「初めて伐採の現場を見ました!」などテンションが上がった様子でした。

 

間伐がどんな作業かを知った参加者一行は、間伐材のお箸づくりに挑戦!

使うのは、現場で伐っていたのと同じスギです。作り方はシンプル。1センチ角の間伐材を溝に当てて出っ張った部分をかんなで削り、形ができたらやすりで形を整え、最後に蜜蝋のクリームを塗ったらできあがり!

参加者にはかんなを使うのは初めてという方もいましたが、みなさん順調にかんなで削って仕上げていきました。

去年は植樹をがんばってくれた姉弟、今年もがんばってお箸を仕上げました! 将来は職人かな、たのしみです(笑)

お箸づくりは速い方は30分程度で完了しました。

 

お箸をつくってみたい方に朗報! 3月25日、26日に大船渡市民体育館で開かれるさんりくるっと に釜石森組ではお箸づくりのブースを出します。1膳1000円です。お近くの方はぜひいらしてくださいね!

(手塚)

12345>|next>>
pagetop