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「釜石大槌バークレイズ林業スクール」<短期Bコース>を実施しました!(前編)

 10月8〜12日に「釜石大槌バークレイズ林業スクール」<短期Bコース>を実施しました。

今回は20代を中心に、学生5名、社会人4名の計9名が参加。うち5名が女性という、若さと女性のパワーあふれる合宿となりました。

 

●1日目 <講義「世界と日本の森林・林業」、「釜石地方森林組合の取り組み 現状と課題」/チームビルディンググループワーク>

午前中は、

まずは、初対面の参加者同士自己紹介。

その後で

・「釜石大槌バークレイズ林業スクール」校長で、釜石地方森林組合参事の高橋から、当組合の東日本大震災後の取り組みや、震災前からの集約化施業、間伐の意味などについて説明

・スクール顧問で「森と木の技術と文化研究所」の内田健一さんから、日本の林業の現状、課題についてを解説

専門用語も飛び出し、メモをするのに苦労した方もいたかと思いますが、講師陣の熱気は伝わったのではないでしょうか……。

 

午後は、

・都留文科大の高田研教授によるコミュニケーションとリーダーシップを体感するチームビルディングのグループワークを実施しました。

こちらは昨年の<通年コース>以来4回目の実施ですが、毎回、スクールの全講座のなかでもっとも好評を博しているといっても過言ではないこのチームビルディング。今回も一気に参加者同士の距離が縮まりました。

ちなみに右の写真は、張り巡らされているゴムに触れないようにして、チーム全員がゴムの左から右に移る、というアクティビティです。みんなの知恵とアイデアでがんばりました。

 

 初日の夕食は、市内の山間部の古民家で、みんなでサンマとマツタケを焼きました。ご飯はもちろんかまどで。海のイメージが強い釜石ですが、実は9割が山林。そんな暮らしを感じていただけたでしょうか。

サンマは釜石・大船渡産、マツタケは高橋参事の地元の山田産です。

 

●2日目 「森の診断と施業(育林)技術 〜調査から間伐まで」

 2日目は<通年コース>と合同で、講義からスタート。「天然林」「天然生林」「人工林」という用語や「目標林型」とは何か、間伐にはどんな種類があるのか、などについて学習しました。「間伐」と聞くと、成長の悪い木を切って将来有望な木を残すのかな、というイメージを持っている方もいるかとおもいますが、それだけではなく、地形や樹種(木の種類)、そして「目標林型」などさまざまな要素を複合的に勘案して、どの木を間伐の対象にするか決めるということが理解してもらえたかとおもいます。

 そして、当組合で作業を始めたばかりの間伐の現場へ。

現場のリーダー波田野と参事から、この現場の状況や、高性能林業機械についてご説明。当組合最年少の黒沢がチェーンソーで切った木を、4年目の佐藤がグラップル(木をつかんで集める機械)で掴み、波田野が決められた長さに伐る(造材)という一連の作業から、スピードのあるフォワーダーが丸太を積みこみ林道を走っていくところまでを見てもらいました。

 現場で昼食をとった後は、いよいよ受講生による選木の実習。決められた区画(プロット)内のすべての木の太さ(胸高直径)を測った上で、どの木を間伐の対象とするかを選ぶ作業(選木)をしました。少し傾斜のきつい斜面だったので、山林を歩きなれていない受講生には大変だったでしょうか……。

 その後に両グループから調査の結果を発表。講師の内田先生と高橋参事と受講生とで「なぜこの木を選んだのか」についての質疑応答、そして講評を行いました。

 受講生のみなさんからは「間伐は、体力だけでなく山についてのいろいろな知識が必要な作業だということを実感しました」などの感想が出ました。

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