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平成30年 年頭にあたって

平成30年 年頭のご挨拶

 

釜石地方森林組合

代表理事組合長 久保 知久

 

新年あけましておめでとうございます。

皆様におかれましてはつつがなく新しい年をお迎えのこととお慶び申し上げます。

 

 昨年5月8日に発生した尾崎白浜、佐須地区の林野火災は、リアス式海岸特有の急峻な地形と強風の影響により2週間燃え続け、焼失面積413ha,被害額約7億4000万円に及ぶ甚大な被害となりました。被災されました方々に対しまして、心からお見舞い申し上げます。

東日本大震災以降、平成28年に発生した台風10号、昨年の林野火災、と当地域に残した傷あとは大きく、改めて自然の驚異の恐ろしさをまざまざと見せつけられた思いが致します。


 

 さて、故佐々木光一前代表理事組合長急逝により、代表理事組合長に就任して1年が過ぎました。組合員と地域から信頼される組織づくりと経営安定のため、森林経営管理契約の拡大と「より早く」、「より安全に」、「より正確に」をモットーに役職員が一丸となり取り組んで来たところですが、前述しました林野火災は成熟した森林を一瞬にして焼きつくし組合員の木材販売への期待を失わせ、森林経営の熱意も奪い取りましたことは山主のひとりとして大変心が痛んでおります。

 

 そのようななか、組合員各位の森林経営への意欲を取り戻せるようにと一昨年発足した「上閉伊地区木材流通協議会」会員の協力のもと、林野火災被害材をサンプル加工し販売先確保に努力しているところです。

 他方、組合員の高齢化と後継者の地区外転出のため復旧に消極的な方々に対して経営管理委託の手法を説明し、補助金確保に努めた結果、少しずつではありますが復旧へ同意する組合員が増えてまいりました。

 また、市立釜石小学校の児童さん、県立釜石高校の生徒さんをはじめ、多くの有志の方々による、森林復旧に向けた寄付活動及び被害材を積極的に使用する活動が自発的に行われました。森林を育て自然を守り次世代に伝えようとするみなさんの活動を通じ、組合員及び森林管理の担い手である当組合は励まされ、また地域森林環境保全の担い手として責任の重さを痛感致しました。

 

 本年は東日本大震災津波から7回目の正月を迎えたところですが、釜石市内、大槌町内ではインフラ整備が整えられ、管外に避難されていた組合員様が自宅再建や災害公営住宅に戻られているとの報告を受けるようになりました。確実に復興への槌音が聞こえてまいりました。

 最重要課題であります「尾崎白浜、佐須地区の林野火災の復旧」にむけ、より強固な森林整備体制を確立するとともに、「上閉伊地区木材流通協議会」を強化し、木材の需要拡大に即応し、今後の釜石・大槌産木材のブランド化を推進するため森林認証制度への取組を進めてまいります。

 

 そして昨年12月20日、震災からの取組である「釜石大槌バークレイズ林業スクール」、林業の6次産業化、森林体験事業等が評価され、安倍首相、吉野復興相、鈴木オリパラ担当相がご来訪され、激励されましたことに応えるためにも、本年度も組合員各位に対しまして情報の発信に努めます。

 代表理事組合長として2年目となる平成30年を組合員さまへのサービスの向上はもとより地域の方々に必要とされる組織になれるよう努力してまいります。

 

 

 関係各位にはより一層のご支援をお願いいたしまして、年頭の挨拶にかえさせていただきます。

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