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いわて林業アカデミー受講レポート11 熊谷亮佑編

 暦の関係でしばらく間があいた「いわて林業アカデミーレポート」ですが、今年度後半の学習の様子もひきつづきご紹介してまいります。今回の担当は熊谷。自身が大活躍した伐木競技大会の様子を報告してくれます。

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 前回のレポートから期間が開きました。お久しぶりです。熊谷です。
森はきのこがぽこぽこ生えていたり、ツタウルシが真っ赤になっていたり秋らしくなってきています。

今回は小岩井農場まきば園主催のいわて森フェスタ内で行われたIFALC(いわて林業アカデミー伐木競技大会)について報告していこうと思います。

 

 

 今回のIFALCは、JLC(日本伐木チャンピオンシップ)やWLC(世界伐木チャンピオンシップ)を模した大会で、アカデミー生のチェーンソー技術と安全意識の向上を目的としています。

大会の種目は3つあり、ソーチェーン脱着、丸太合せ輪切り、模擬伐倒の合計点数を競います。
上位者には景品もあり気合いが入ります!

余談ですが、研修で行う立木の伐倒は模擬伐倒の点数を500点以上採らないと行えないという条件を出されたので冷や汗ものでした。(頑張って条件パスしました!)

IFALCで結果を出すための準備にも力が入ります。
自分は主にソーチェーンの修正に力を入れました。


ソーチェーンの刃が小さいほど回転のトップスピードが上がるという事で、これまでの研修で使っていた刃を数時間かけ研ぎ直しました。
バックスロープを直し、切れる刃を頑張って作りました。
なかなか良い感じになったのではないでしょうか。

ここからは3つの競技に分けて簡単に説明していきたいと思います。

 

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ソーチェーン脱着はガイドバーとソーチェーンの付け替えの速さを行う競技です。配点は3つの種目の中で一番低いですが、付け替え後はチェーンソーに触れることができず、そのまま次の競技に進むので、なかなか重要な競技だと思います。


アカデミー生の中では不人気競技だったのですが、自分はタイムを縮める面白さにハマってしまい、3種目の中で一番練習をしました。
チェーンソーのメンテナンスは勿論の事、工具の配置やチェーンソーの持ち方の一つ一つが大きくタイムに関わってくるので、試行錯誤をたくさんしました。
練習では20秒程度で交換ができたのですが、IFALC本番では50秒と本番に弱い所が出ました…。

 

丸太合わせ切り
丸太合わせ切りでは一本の丸太から厚み30mm〜80mmの円盤を二枚切り出します。作業時間、切りだし角度、合わせ切り部分の段差で点数が決まります。
切りたい所をキレイに切る技術が身に付いたので造材作業の練習になりました。(抜倒した木を造材する際、ガイドバーの挟まりを防止するために上下2方向から切る事があるので現場でも活躍する技術です!)
身体真っ直ぐ、手首真っ直ぐと呪文の様に唱えながら直角を意識して切りました。
結果IFALC合わせ切り部門では一位をとることが出来ましたが、奢らず、更なる技術向上を目指したいと思います。

 

L狼屡甘
模擬抜倒は15m先のポールを狙い一本の木を伐り倒すデモを行います。
点数配分も高く、練習場にも人が集まり、なかなか練習ができない人気競技でした。


配点が高いだけに、採点の基準もたくさんあります。
自分が特に力を入れたのは受け口、つる幅、追い口を入れる高さです。
受け口は15m先のポールとの整合性のポイントの他に、受け口角度の採点項目もあり、45°〜55°と決められています。
つる幅は25〜35mm、追い口高さは受け口の底から20〜35mmと細かく決められています。
チェーンソーの持ち方やガンマークの覗き方一つ一つがシビアに点数に関わってきます。
更に今回はパフォーマンスの採点基準もあり、アカデミー生の様々なパフォーマンスで盛り上がりました。
練習では、あまり丸太を切る練習が出来なかったので、ガイドバーの水平を意識しながら密度の濃い練習が出来るよう努力しました。
本番では、ほぼ完璧に規定値内で切り進めていたのですが、つる幅23mmと2ミリ切りすぎたため大幅に減点され、得点が伸びず部門2位でした。
ちなみに今回は
1回目=研修で使うスチールのチェーンソー
2回目=ハスクバーナのチェーンソー
ーーで競技を行い良い点数の方を合計点数に反映する形でした。
様々なメーカーのチェーンソーを使えるのもアカデミー研修の良いところですね。
ばっちりパフォーマンスも決め、パフォーマンス賞も頂きました。

3種目の合計点数では全体の3位でした。
頑張って練習したチェーンソー脱着の得点がが延びなかったのが悔やまれます…。

閉会式では全体順位と種目別、順位別に景品が授与されました。
景品のお米とラーメン、美味しく頂きました!
格好いいシャツも大切にします。
本当にありがとうございました。

IFALCを振り返ってみて、とてもチェーンソー技術と向き合う時間が多く、目的の通り、技術向上や安全面の意識が鍛えられたと思います。

安全作業ができる格好いいチェンソーマンになりたいです!

 

アカデミーでは作業道を造る講習が始まり、必然的に支障木伐倒の必要性も出てきます。
今回のIFALCで学んだ事を十二分に発揮して、安全に研修を進められるよう精進していきたいと思います。

今回の報告は以上になります。ありがとうございました。

 

※当日の様子は、いわて林業アカデミーのfacebookページでも紹介されています

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