October 2020  |  01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31

釜石市尾崎半島林野火災から3年にあたり

 

 

台風19号被害復旧も含め計画完遂にむけ全力で

 

釜石地方森林組合
代表理事組合長 久保 知久


常日頃、当組合運営に特段のご協力、ご支援を賜り厚くお礼申し上げます。


 全国的な新型コロナウイルス感染症の脅威は解決の糸口が見えないまま不安を隠しきれない状況下であります。

幸いにも岩手県内は発症事例もなく推移しており、今後も3密を回避しながら感染防除に努めたいと考えております。

 

 

 さて、平成29年5月に発生した尾崎半島林野火災復旧事業も計画通り順調に進み、当初予定していた令和2年を復旧最終年度と定めておりましたが、令和元年10月12日〜13日当管内を襲った台風19号被害は沿岸部を直撃し、林野火災復旧現場の作業道、復旧造林地、シカ対策用防護網等が流出する甚大な被害となりました。

 14日から被害状況を把握するため全職員で調査に入りましたが、作業道決壊により車が使用できない状況から被害の全容を把握することさえも困難を強いられました。

 釜石市のご支援のもと作業道を復旧しながら事業再開に向け取組んでまいりましたが、令和元年度は地拵3.17ha、シカ防護網設置3,738m、作業道開設3,700mの事業を残すこととなりました。

 

 令和2年度計画分特殊地拵30.61ha、シカ防護網38,918m、植付15.76ha、下刈149.93haとともに、元年未完成分及び台風被害による復旧と膨大な事業計画となりますが、管内、外の事業体、工事関係事業者との連携の中で計画達成に近づけるよう努力してまいります。

 

 

 一方、火災発生直後から、被災山林の早期復旧と豊かな自然環境を次世代に繋げようという趣旨で地域内外の方々から寄付金を寄せていただきました。その寄付金を活用して苗木を購入し、これまでに県立釜石高校生徒会の有志や地元の親子、首都圏などの企業の皆様による植樹活動を実施してまいりました。

 

 残金の1,803,186円は今年度以降の活用を予定してましたが、今年度は新型コロナウイルス感染症に伴う緊急事態宣言発令中であり、感染予防のためボランティアによる林野火災復旧植栽活動は中止することといたしました。

お申込みいただきました方々、団体の皆様には心からお詫び申し上げますとともに、緊急事態宣言終息の際には、改めてご支援のほどお願いたします。
今後もお預かりした寄付金を大切に、そして有効に使わせていただきたいと考えております。

 

 また、被災木の販売は、個人の支援者の活動や釜石市、大槌町の積極的な購入活動により順調に進んでまいりましたが、昨今の感染症の影響により経済活動が停滞し始め、県内製材所、合板工場、県外集成材工場ともに減産計画を打ち出し販売状況は今までになく厳しい状況となっております。このような状況下ではありますが、バイオマス工場への燃料としての供給も含めて、少しでも有利に販売を進めるよう力を尽くしたいと思います。

 

 皆様方から賜った厚情に感謝しながら、より一層森林再生に向けた取組を進めてまいります。この場をお借りして、関係各位並びにこの3年間、ご支援ご協力いただきました方々へのご報告とお礼を申し上げます。ありがとうございました。
 

pagetop