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小泉進次郎政務官が訪問

 9月13日に、小泉進次郎復興大臣政務官が当組合を訪問、事務所を視察し職員と意見交換を行いました。

佐々木光一代表理事組合長と高橋幸男参事より当組合の概要、震災後の取り組みについてご説明しました。

 また、釜石市の復興支援員組織・釜石リージョナルコーディネーター協議会(釜援隊)を通じて当組合で視察受け入れなどを担当している手塚が所属する「いわて林業女子会」からも、代表の大石倫子さん、吉田敬子さんが参加し、小泉政務官と当組合役職員、林業女子会メンバーで意見交換を行いました。

 小泉政務官からは、CLT(直交集成材)や木質バイオマスに注目しており、「国を挙げて木を使う方向に舵を切りたい。森林をお金を産める宝にしていきたい」といったお話があり、全国の林業先進地に視察に行った際に印象に残ったエピソードなども紹介いただきました。
 高橋参事より、釜石で実施している石炭と木質バイオマスを混ぜて燃やす混燃発電の取り組みについてご紹介したうえで、現在の全国の木質バイオマス専燃発電への懸念や、CLTについての考えをご説明しました。

 政務官は、近隣の住田町の取り組みに触れ、「釜石市も庁舎を建てる際にはぜひ木材を使った庁舎を!」とおっしゃっていました。

政務官が持っているのは、当組合のオリジナル一合枡。大槌町の和ringさんにつくっていただいているものです。
枡の活用策についてもアドバイスをいただきました。

最後に……
当組合3年目の職員加賀が、偶然にも政務官の大学の後輩!ということで、いろいろお話をさせてもらいました。


政務官には今後も林業振興に取り組んでいただきたいです。

IYC支援隊のみなさんが視察に

9月11日、JA全農、JA全中、農林中央金庫などでつくる「IYC支援隊」の18名のみなさんが当組合に視察に訪れました。

 参事の高橋から、当組合の人材育成や集約化施業の取り組み、震災後に進めている被災者向け住宅再建プロジェクト「森の貯金箱」などについてご説明いたしました。

 森林組合とおなじく、協同組合にかかわりの深いみなさん、ということで、地域に支えられる組合として、震災後に地域の復興のために取り組んでいることなどについてもお話しました。

 活発なご質問、ご意見をいただきました。

千代田化工グループの受け入れを実施しました

 8月28〜29日、震災後継続的に被災地域で活動を続けてくださっている千代田化工グループのみなさんの受け入れを実施しました。
春の植林に続いて、今回はバイオマスの集材をメインです。新日鉄住金釜石製鉄所のバイオマス混燃発電の取り組みを見学した上で、初日の午後と2日目は、間伐現場でバイオマス材を実際に集めていただきました。
幅広い年齢層の8名にご参加いただきましたが、環境問題にも取り組んでいる企業ということで、初日午前中の新日鉄発電所見学や参事からのレクチャーの際にも色々な角度からの質問が出ました。

そしてお昼は、「海鮮で」とのリクエストでしたので、釜石駅近くのお店へご案内。午後のハードな集材体験のために栄養をつけていただきました。



 いよいよ現場へ。みなさん気合十分で、休憩をとりながらも、13時から16時までみっちり3時間、間伐したスギや広葉樹の枝や葉を集めていただきました。
山林に残った枝や葉を、高性能林業機械が通る作業道の両側3メートル以内くらいのところに集めてもらいます。
そうすることで、機械は作業道を通りながらアームを伸ばしてバイオマス材を集めることができます。

途中、組合に入って2年目の佐々木職員のチェーンソーによる伐倒作業も見ていただきました。

事務所に戻った後は、スギを活用した木製品開発などについて意見交換。「木製のこんなものがあったら職場で使いたい♪」といった意見がたくさん出て、予定の1時間を超える盛り上がりでした。

 初日はなんとか雨が降らずに済みましたが、2日目は小雨。
小雨で風もなかったことから、予定通りに活動開始。
バケツリレーのように枝葉を渡していくなど、連係プレーが光りました。

 千代田化工のみなさんには次回は、春の植林に向けた「地拵え(じごしらえ)」という作業をしていただきます。

※「林業体験」にご興味のある企業・団体のみなさんは、釜石森組サイト内「視察・体験受け入れ」
http://kamamorikumi.jp/experience/
をごらんください。
 

UBS社員と家族のみなさんの受け入れを実施しました

 8月21、22日に、これまでも何度も釜石で活動してくださっているUBSの社員とその家族のみなさんによる「UBSファミリーボランティアプログラム」の一環で、木質バイオマス活用について知るプログラムのコーディネートをさせていただきました。

 初日は、参事の高橋から森と環境のこと、森の手入れをする仕事の必要性などについてお話し、市内の新日鉄住金釜石製鉄所内の火力発電所の見学へ。この発電所では、石炭に木質バイオマス(伐採現場に残った枝や葉)をまぜて燃やし発電しています。
UBSのみなさんが後日橋野高炉後の見学にも行かれるということで、発電だけでなく、「鉄」についてのお話も聞かせていただきました。



木質バイオマスをチップにする様子も見学。


 翌日はあいにくの雨模様でしたが、小学生の子どもたちを中心に、市内の甲子町という地域の間伐現場に行き、実際に枝や葉を自分たちで集めてもらいました。

(写真は、高性能林業機械が木を伐る様子を見学している様子です)
3人の男子は実際に重機の操縦も体験しました。

集めた枝葉は事務所に戻って計量。
電気をつくるためにはたくさんの枝や葉が必要だということを子どもたちも感じてくれたようでした。

UBSのみなさん、ありがとうございました。

地元の佐野建設さんが助っ人に!

 みなさん、お盆はいかがお過ごしでしたか。
組合は13〜16日までお休みを頂き、自宅で高校野球観戦する者あり、家族サービスする者あり、とリフレッシュしました。

これまでも何度かご紹介した当組合新事務所のフェンスの塗装ですが、本日、強力な助っ人が現れました!
地元釜石の佐野建設さんです。
復興工事などでお忙しい中、次の現場の準備までに時間ができたということで、ご提案くださり、ボランティアで駆けつけてくれました。
どうやら、近くを通るたびに、塗りかけのフェンスが気になっていたようです……(汗)
ありがたや。


(奥のほうに見えるのが、まだ塗装していないフェンス)

 職員や企業の林業体験の方に作業して頂いたときには、フェンスを固定したままで行いましたが、
さすがはプロ集団! 工具でフェンスをはずして、表と裏を塗装して、再び固定。

あっという間に、1ヘクタールの周囲に張り巡らされた約440メートルのフェンスの半分くらいまで塗り終わりました。
きょうは天気もよく湿度が低いのも幸いしました。

地元の方々に支えられる森林組合、という理念をあらためて認識しました。
 

お盆休みのお知らせ

 釜石地方森林組合は、8月13〜16日までお盆休みを頂戴いたします。
この間、事務所は不在となりますので、御用の方は、週明け17日以降にお願い致します。

お墓参り、海・山のレジャーなど、健康と安全に気をつけてお過ごしください。


(写真に深い意味はありません……笑)

釜石大槌バークレイズ林業スクール実践編を行いました

 7月26日に「釜石大槌バークレイズ林業スクール実践編」を実施しました。
講師は、組合が震災前からお世話になっている酒井秀夫・東大教授で、テーマは「林業機械と木材の収穫技術」。
午前は座学、午後は間伐作業を始めたばかりの山林に見学に行きました。

 「林業機械」というと、あまりイメージが沸かないかもしれませんが、
作業道を開設する
木を伐る(伐倒)
伐った丸太を集める(集材)
丸太を決まった長さに伐る(造材)
山から下ろす、トラックに積む(運搬)
のそれぞれを行う機械があったり、複数の作業を行える機械があったりします。
日本では、建設工事に使うバックホーの先端だけを林業専用の機械に取り替えるのが一般的なようです。

(左のは伐倒から造材までを行う。右のは作業道を掘り伐倒もする)

 機械を使って山林に作業道を開設し伐採作業を進めていく上で、大事なのは、いかに安全に低いコストで作業道を開設するか、ということなのですが、酒井先生の講義では、6500万年前からの日本列島の生い立ちから話が始まりました。
つまり、地面の下の岩盤や地層がどうなっているかによっては、破砕帯があり崩れやすかったり水が出やすかったりして、安全な作業道開設は難しいということです。
林業そのものの知識だけでなく、そうやって山を見る知識について学びました。

 また、木材の生産と流通のシステムを改革する必要性、サプライチェーン構築の必要性についても、海外の事例などを引用しながら指摘されました。

 林業は、伐採作業が注目されることが多いですが、実際には作業道の開設、集材、輸送にコストがかかります。さらに製品になるには乾燥や加工にも当然コストがかかってきます。そういった一連の流れを「見える化」し、連携しながらコスト管理・削減に取り組むことが重要なのだと感じました。

 午後は、市内甲子(かっし)町の現場へ。

間伐作業が始まったばかりの現場で、酒井先生に作業道をチェックして頂くとともにアドバイスを頂きました。
帰り道は、国道沿いからみんなで遠くから山を見て、先生から「あそこは水が出る」とか「あそこは昔崩れたとおもう」とか、山の見方を教わりました。知識を持って見ると、同じ山でも違って見えてきます。
酒井先生、ありがとうございました。

 林業スクールは8月はお休みし、9月に実践編、10月25日にオープンセミナーを開催します。

(酒井先生の講義を聴講されたバークレイズのみなさんと受講生で記念撮影)

「かまとら 地元のスギでつくる!木工教室」を開催しました

 今週も、暑い!釜石よりこんにちは。
7月19日に当組合で木工教室を開催しました。
地域(釜石市を流れる鵜住居川流域)の魅力を再発見する「かまとら」という企画
http://santsuna.com/servicepost/%E3%81%8B%E3%81%BE%E3%81%A8%E3%82%89%E3%80%9Ctry%EF%BC%81kamaishi-2015%E5%A4%8F%E5%8F%B7%E3%80%9C/
の一環で、当組合の小笠原友彦係長と職員が、参加した子供たちといっしょに、ミニ椅子や本棚をつくりました。


(左が小笠原係長)

 今回の木工教室の特徴は、なんといっても、カラフル!!!なこと。

(ペットボトルに入っているのがカラフルな自然塗料20色)

 県内の矢巾町に本社のある「シオン」さん http://www.xion.co.jp/ のご協力で、約60色の中から20色を持ってきていただき、参加者には自由に選んで塗ってもらいました。

子どもたちの発想は自由ですねー。
そして、塗料を15分ほど乾かした後で、いよいよ組立てです。

みんな金づちを上手に使って完成させました。


組合では8月22日にもうひとつの「かまとら」プログラムとして、バイオマス集材体験を予定しています。
こちらもぜひチェックしてくださいね!
http://santsuna.com/servicepost/%E3%80%8C%E6%9C%A8%E8%B3%AA%E3%83%90%E3%82%A4%E3%82%AA%E3%83%9E%E3%82%B9%E3%80%8D%E9%9B%86%E6%9D%90%E4%BD%93%E9%A8%93%EF%BC%86%E7%92%B0%E5%A2%83%E5%AD%A6%E7%BF%92/

「プロント」の社員によるサクラの植樹を行いました

 きのう(7月14日)は全国でも有数の暑さを記録した釜石です。
今年は、猛暑、少雨になるのではないかと心配です。
少雨、というと農業への影響が気になるところですが、じつは林業でも、植樹後に雨が少ないとせっかく植えた苗が枯れてしまうという困ったことになります。

 さて、7月7日・13日は、地元のNPO法人「吉里吉里国」さん http://kirikirikoku.main.jp/ と一緒に、カフェやバーを多数運営する「プロントコーポレーション」さんの若手社員さん、加盟店舗の社員さんによる植樹活動のお手伝いをしました。
 場所は、大槌町の吉里吉里。津波で被災した「吉里吉里保育園」が移転して完成した新しい園舎近くの斜面です。
緑の募金を使った「東日本大震災復興祈念・吉里吉里保育園環境緑化事業」として、オオヤマザクラ50本、つつじ500本を斜面に植える計画で、両日の活動でプロントのみなさんにはオオヤマザクラ30本を植えていただきました。

 スギやマツの植林と違い、サクラはある程度の大きさに育ったものを植えるため、穴を掘るのも支柱を立てるのも、大仕事。両日とも晴天だったため、みなさん、汗をかきながら限られた時間のなかでがんばって活動していただきました。

13日のほうは他の参加者から「親方」と呼ばれるほどヘルメット姿がサマになっている方もいて、当組合参事が「ヘッドハンティングしようか」と身を乗り出したほどでした。

 間伐材を使った排水路の整備なども行い、秋にはつつじ500本を植える予定です。

 山での植林の時期は終わりますので、これからの時期は、
木質バイオマス集材体験
https://reserva.be/kamatora/reserve?mode=service_staff&search_evt_no=40eJwzNjEwAQACAADM
がメインになります。
上記日程以外でも、10名以上の団体の受け入れを行っておりますので、ご興味のある方はお問い合わせください。
林業体験の受け入れプログラムについては
http://kamamorikumi.jp/experience/ に記載しておりますので、ぜひご覧ください。

プロントのみなさん、ありがとうございました!

てづか
 

釜石大槌バークレイズ林業スクール オープンセミナー&実践編を行いました

 梅雨というのに雨の少ない釜石です。
さて、報告が遅くなりましたが、6月27日、28日に「釜石大槌バークレイズ林業スクール」を実施しました。
27日はオープンセミナー、28日は実践編でした。土日の連続開催は初めてということで、27日夜には、実践編受講生と当組合職員、スクールの支援元であるバークレイズの方々とで交流会も行いました。

27日のオープンセミナーのテーマは「森林、林業の情報化の可能性」。30名ほどの方が、雨の中、参加しました。
講師は、
仁多見俊夫さん=東京大学大学院農学生命科学研究科准教授
中村裕幸さん=(株)woodinfo 代表取締役
近藤良平さん=(株)ドリーム・ワークス 取締役・シニアコンサルタント
ーーの3名。
山林の管理や木材の流通といった部分に、どのようにITを入れて効率よく運営していくかといったお話をしていただきました。



 28日の実践編は「測量実習」。当初、ゆるい斜面の現場を予定していましたが、前日は豪雨、当日も小雨ということで、急遽、事務所の貯木場スペースを使うことに。講師は今回も、内田健一さんです。

 まずは、機材の使い方の勉強。
その後、3グループに分かれて、実際に「方位角」「高低角」「斜距離」を計測しました。

平らな貯木場での実習でしたが、測量は初めてという参加者も多く、なかなか大変そうでした。
いわんや、急斜面なら……。道路などで測量している現場を見たことがある人は多いと思いますが、想像していたより難しそうな作業です。

 午後からは室内に戻り、3グループそれぞれが記録したデータをもとに表を作り、結果を算出しました。
各グループが算出した面積には、やや誤差が出ましたが、とんでもなく外れた数字が出たグループはなかったので、それぞれ正しいやり方は身についた様子でした。あとは実践あるのみですね。


てづか
 
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